今朝の日経より
1 経済産業省は、弁理士の独占業務である特許書類の作成に人工知能(AI)を用いることを「適法」と判断。
2 AIサムライによるグレーゾーン解消制度の照会に答えた。
3 AIサムライ
① 2021年12月に提供を開始した「AI特許作成」
② 2ヶ月以上かかっていた作業が最短1時間でできる。
③ ユーザーが発明の基礎情報を入力すると、AIが内容を分析、過去の関連特許なども参考に特許出願書類のドラフトを自動的に作る
4 グレーゾーン
① 弁理士法は、弁理士以外の者が他人の求めに応じ報酬を得て、特許出願書類などを作成することを禁じている
② 法人としてのAIサムライが書類を作成しているとみなされると、同法に抵触する恐れ
5 グレーゾーン解消制度
① 規制適用の有無を所轄官庁に確認できる制度
② 経産省は、弁理士の監督下にあるという条件を満たせば、「弁理士法に違反しない」と回答
6 市場
① 特許庁によると20年の特許出願件数は前年比6%減の役28.8万件
② コロナ禍でコスト削減のために出願数を絞る企業も多い
7 商標出願もAIが活用
① cotoboxが18年にグレーゾーン解消制度で照会し、「利用は適法」と確認
② cotoboxは、21年9月までに同社のサービスを利用した商標出願取扱件数が1万件を超えた
8 仕事がAIに奪われるのでは?
野村総合研究所が15年に発表した英オックスフォード大との共同研究によると、当時から10-20年後に弁理士業務がAIに代替される可能性は92.1%
0 この流れはあらゆる士業に共通していますね、
単純作業を生業としている士業の方は厳しい時代が到来しているやもしれません。
by 冨田謙二税理士事務所 姫路 税理士 tomitax とみたっくす コロナに負けるな covid-19 節税 会社設立 相続 確定申告