今朝の日経より
1 中小・零細企業の資金繰りが悪化してきている。
2 返済負担(借入金/本業の利益)が2021.3期末に08年のリーマン危機後の水準まで悪化
3 零細企業の負債は50兆円を超え、無利子・無担保の制度融資は過半が22年末までに返済が始まる。
4 借入金から手元の現金を引いた実質有利子負債をEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)で割った返済負担は21.3末で4.9倍。
リーマン直後の09.3末の5.2倍に近づく。
5 一方で倒産は抑え込まれている。
21年度上半期の企業倒産は2937件と57年ぶりの低水準。
09年は企業倒産が1万5000件を超えた。
6 無利子・無担保融資のつけは国民にまわる。
各自治体の信用保証協会が弁済するが、大半を日本制作金融公庫が提供する保険がカバー。
日本公庫が20年度に引き受けた保険は33兆円を上回る。
21年3月期の最終損失は1兆372億円に。
0 企業保護のつけは経済で弁済すべきですが、確たる政策もないまま時間だけがすぎるとそのつけはすべて国民に。
自己責任でリスクを回避することが前提ではありますが、新政権にアフターコロナで経済挽回となるような政策をぜひ掲げていただきたいです。
by 冨田謙二税理士事務所 姫路 税理士 tomitax とみたっくす コロナに負けるな covid-19 節税 会社設立 相続 確定申告