今朝の所長の一言 210817 富裕層増税、世界で模索

今朝の日経より
1 富裕層増税を巡る世界の動きや議論
 ・米国
  個人所得税の最高税率や不要そうの株式譲渡益への課税強化の方針
 ・アルゼンチン
  コロナ対応としての一度きりの富裕層増税を可決
 ・英国
  専門家による外部組織が時限的な財産税導入を提案
 ・IMF(国際通貨基金)
  不平等緩和へ所得税や法人税の累進強化、富裕税の導入などを提言
2 上記1%の富裕層が保有する資産の割合(OECDより)
 ・米国   40%強
 ・ドイツ  20%強
 ・英国   約20%
 ・フランス 約20%
 ・カナダ  20%弱
 ・イタリア 10%強
 ・日本   10%前後
3 米欧日27カ国の平均値として上位10%の富裕層に富の半分が集中する。 
 上位2割の富裕層がすべての金融資産の約8割を所有
 相続で受け継ぐ資産は下位2割の層と比べて50倍近い
4 日本の課題
 ・上位1%の富裕層が保有する資産が全体に占める比率は11%と先進国で最も低い。
 ・相続税・贈与税の割合はOECD平均の2倍超で、両税の最高税率も55%と先進国で最も高い
 ・世帯主が60歳代の世帯の平均資産残高は約1900万円で30歳代の3.6倍。若年層の非正規雇用の増加などで1999年時点で3倍だった差がさらに広がった。
 ・景気の先行きが厳しい状況下で低所得層や中間層に負担増を用いるのは難しい。
0 富裕層が保有する資産の割合が先進国で低いことを格差が少ないと喜ぶ反面、高い相続税・贈与税を嫌い、富が海外へ流れていっていることも意味する。
 毎年、7000人前後が国籍を離脱・喪失しているそうだが、そのうちの数百人は資産数十・数百億規模以上の資産家だと聞いたことも・・・
 相続税は富の再配分の機能があると昔習いましたが、頑張って稼いだものを再配分されるのはそれまた辛いこと。
 何事もバランスをとるしかないのでしょうね。

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