昨日の日経より
1 2020年度の利用者が完済を計画する年齢は平均73歳と20年間で5歳上がった
2 70歳まで雇用が継続されても年金生活は不安定になりかねない
3 退職金
退職金をあてにしていたが、退職金が出ず(あるいは減額)により住宅ローン返済計画に大きな支障がでることも
4 融資額も増加
総融資額を件数で割った平均融資額は20年間で1900万円から3100万円に増えた。
頭金を減らして多めに借りる傾向も
5 60歳時点のローン平均残高
① 20年間で700万円から1300万円超に
② 三菱総合研究所の推計では、60歳で残高1000万円超を「老後破産予備軍」という。
6 それでも貸しては完済時年齢の上限を引き上げていく
① ソニー銀行・・・85歳未満
② 全国住宅産業協会(フラット35)・・・80歳未満から85歳未満にするよう国に要望
0 超低金利と住宅ローン控除を考えると、頭金は使わずにフルローンを組むことにはあり(賛成)なのですが、頭金予定だったお金を使ってしまっては意味がなく、住宅ローン控除が終了する10数年後にその頭金分くらいは繰り上げ返済に充てるべきですね。
あと、現在40歳以下の方は退職金がゼロ想定でライフプランを立てておかないといけません。
70歳まで働く予定というのはいいにしても退職金は変動要素が大きすぎます。
理想はフルローンで住宅ローン控除を使い切ったあとに繰上げ返済をしていき、60-65歳で完済できるようなローン(そのような価格の住宅)を決めるようにしていきましょう。
夢のマイホームですが、返済は現実の世界なので、マイホームの返済に人生を捧げることのないようにしたいものです。
by 冨田謙二税理士事務所 姫路 税理士 tomitax とみたっくす コロナに負けるな covid-19 節税 会社設立 相続