今朝の日経より
1 MMT(現代貨幣理論)とは
「政府が財政赤字を悪化させても、自国通貨建て借金ならば債務不履行には陥らない」と主張。
2 「MMT」と「現代の金融政策」の違い
①効果の高い政策
MMT→財政政策
長期金利操作付き量的・質的金融緩和→金融政策
② インフレ調整
MMT→税金
長期金利操作付き量的・質的金融緩和→金利
③ 金融政策の役割
MMT→受動的に0%で短期金利安定化
長期金利操作付き量的・質的金融緩和→積極的に0%で10年金利安定化
④ 財政政策と金融政策の関係
MMT→財政政策に従属
長期金利操作付き量的・質的金融緩和→政策協調、ただし財政政策から独立して決定
⑤ 財政赤字のファイナンス
MMT→否定(歳出拡大は中銀当座預金の発行で実施)
長期金利操作付き量的・質的金融緩和→否定(国債は市場から買い入れた結果、中銀当座預金が増加)
3 日本での金融政策
① 金融緩和を6年以上続けるが、2%物価安定目標は未達成。
② 現在、国内生産(GDP)比3%程度の経常収支の黒字は、国内支出が国内生産に比べて力不足。
4 主要先進国
① 低インフレと低金利の常態化で財政赤字のコストが低下し、財政再建を急ぐ必要がないとの安心感が広がる。
② 本来は少子高齢化では財政再建を遅らせるほど将来負担が高まずはずだが。。。
0 以上、白井さゆり・慶應義塾大学教授の経済教室。
金利で調整し物価を目標に誘導していくという政策をとっっているが目標届かず→現時点では失敗?
国の抱える借金(債務、国債)も右肩上がりで膨らんでいっているので時間稼ぎしているようにしかみえない気がします。
自己防衛は自己責任で。