今朝の日経より
1 厚生労働省は全会社員に、希望すれば個人型確定拠出年金(イデコ)に入れるように基準を緩める検討に入った。
2 老後資金不足問題もあり、公的年金を補完するイデコや少額投資非課税制度(NISA)を使って、老後資金を若いうちから積み立てる会社員が増えている。
3 確定拠出年金は2つある。
① 企業型・・・企業が掛け金を拠出
② 個人型・・・イデコ。個人が自ら積み立てる。
4 今の仕組み
① 企業型を導入している会社でも労使の合意があれば、社員がイデコを併用できる。
② 企業型のみを提供する会社が社員のイデコ加入を認める場合、企業の拠出金の上限額を5.5万円から3.5万円に引き下げる必要がある。
5 検討案
① 社員がイデコに加入する場合であっても、企業型の掛け金の上限額を下げない方向で制度を見直す。
② 20年度の税制改正要望に盛り込み、20年の通常国会に関連法の改正案提出をめざす。
6 運用効果
① 30歳で年収500万の会社員が30年にわたり毎月1万円の掛け金を拠出し、年収や税制が変わらないと仮定した場合、所得税の節税効果は70万円。1%強の利回りで運用したのと同じ効果がある。
② 運用益にも課税されない。
0 確定拠出年金はあくまで将来の年金の積立なので、年金がもらえるようになるまで預金のように自由に入出金できないのであくまで余裕資金で考える必要がありますね。ニンジンはぶら下がっていますが何かしらのリスクがありますから(^^)