1 簡易な接触とは
文書、電話による連絡又は来署依頼による面接により申告漏れ、計算誤り等がある申告を是正するなどの接触
2 国税局別の簡易な接触件数(件、%)
28事務年度 29事務年度 増減率
① 全国 8,995 11,198 24.5
② 札幌 104 126 21.2
③ 仙台 338 634 87.6
④ 関東信越 2,012 2,220 10.3
⑤ 東京 2,222 2,359 6.2
⑥ 金沢 131 279 113.0
⑦ 名古屋 1,322 1,363 3.1
⑧ 大阪 1,471 2,096 42.5
⑨ 広島 385 818 112.5
⑩ 高松 303 438 △12.9
⑪ 福岡 362 587 62.2
⑫ 熊本 78 193 147.4
⑬ 沖縄 67 85 26.9
→28事務年度に比べ29事務年度は1万件超え。前年比24.5%増加
3 簡易な接触の役割と取り組み内容
① 無申告への対応
保有する資料情報等から相続税の無申告が想定される納税者等に対し、書面照会。自発的な期限後申告書の提出を促す取り組み
② 問題が少ない申告への対応
調査すべき問題点が限られている事案に対し、実地に赴かないで、電話や来所依頼による調査を実施し、より効率的に納税者等に接触する取り組み
4 増加の背景
相続税の申告件数が増加し、相続税の課税割合も従来の4%から8%台へ。税務職員の人数にも限りがあることから簡易な接触の件数は今後も増加が予想。
0 以前は1億くらいないと相続税かからないよなんて言われていましたが、現在はその半分くらい。自宅以外に少々の預貯金などで申告が必要な時代に。
相続は発生してからではなく、お元気なうちから対策を考えるのが得策。ぜひ顧問の税理士先生へご相談くださいね(^^)