ITmediaONLINEより
1 「しょぼい」弱小水族館
① 魚類のほかに大きい動物はアシカとカピバラ。
② 館長を含めたスタッフは7人のみ。
③ 水槽を軽く見るだけなら10分弱。
2 8年前は年間12万人→昨年は35万人。本年度は43万人目標に。
3 きっかけは「飼育員の思い」と「来場者の思い」のギャップを埋めたこと。
① 飼育員の思い。
・魚のことをもっと知ってほしい(マニアックに)
→この魚は背びれの骨が1本だけ長いのが特徴など
・タッチングプール(魚や貝類と触れ合える)は嫌だ
→魚や貝が弱ってしまう。
・仕事をするよりも魚たちと触れ合っていたい
→仕事(ビジネス)として考えれていない。
② 来場者の思い
水族館に来る人の大半が目的はなく「なんとなく」来ている。
→魚を知りたい!という思いの人はほぼ皆無。
4 自社の強み(水族館の強み)にも気づいた
それは深海魚。
蒲郡市の漁港は深海魚漁が盛んで、この水族館では他の水族館には出せないような希少な深海魚が豊富。
0 他にも「年間の入館者が16万人を割ったらスタッフ前金が坊主になります。」など関西では有名な「ひら◯~」のようなノリも。小林館長(37歳)の若さならではのアグレッシブさも奏功した感じですね。
この話は水族館だけに限らず我々のビジネスにも通じるところがたくさんあります。
① お客様と自社との思いのズレはないか?
→お客様が自社にもとめていることは何だろうか?
サービス、味、値段、場所、楽しさ・・・
② 社員にやる気スイッチを押すには
やりたいことだけを仕事にするわけではない。
他の職員と「競争」させることも重要
社員さんは「お金」だけで動いているわけではない。
(しかし、お金も大事。この水族館は給料が1.5倍近くになったそうです。)
良い記事でした(^^)