今朝の日経より
1 所有者不明土地とは
不動産登記簿などの所有者台帳により所有者が直ちに判明しない、または判明しても所有者に連絡がつかない土地。
全国で約410万ヘクタール。40年には北海道本島に匹敵する約720万ヘクタールに広がる見込み。
2 問題
土地所有者探しにかかる費用や公共事業の遅れによる経済損失額は同年までの累計で約6兆年と推計。課税もれや廃棄物の不法投棄につながることも問題に。
3 対策
登記を担う法務局の登記官に所有者を特定する調査権限を与える検討に入った。
政府は2018年の経済財政運営の基本方針(骨太の方針に織り込む方針。
4 これまでは
登記官は、土地の譲渡などの際に登記簿上の情報を書き換える権限しか与えられていなかった。
登記や登記簿の書き換えなどの申請が無い限り、関係しそうな戸籍や固定資産課税台帳などを閲覧することは認められていない。
5 これから
登記官は地域での土地の利用・管理の実態や歴史的な経緯などもさかのぼって調べる。権利関係の資料のほか、地域の自治会への聞き取りや文献調査もする。現在の所有者や住所が特定できれば、登記簿に正確な情報を反映させることも視野に入れる。
登記官がデスクワーク中心から現場へ。。。
なかなか難しいと思いますが、不明土地が無くなるように頑張っていただきたいですね(^^)