土曜の日経より
1 厚生年金基金は請求漏れが多い年金の代表
・公的年金である厚生年金に上乗せ給付する企業年金
・未請求が116.6万人(2021年3月末)
2 年金の請求漏れにつながる誤解や間違いの例
① 特別支給の老齢厚生年金(生年月日などで60-64歳に支給)
・繰り上げ受給に当たるので請求していない→✕
→繰り上げ受給に当たらない
・働いているから受け取れない→✕
→条件を満たせば受け取れる
・受給を遅らせれば受取額が増える→✕
→繰り下げ受給の対象なので増えない
② 加給年金(生計を維持する配偶者などがいると加算)
・夫婦共働きは請求できない→✕
所得などの条件を満たせば請求可能
・請求時点で条件を満たしていない→✕
→後からでも条件を満たせば請求可
③ 振替加算(配偶者が65歳になると加給年金の代わりに加算)
・配偶者より年上の人は対象外→✕
→年上でも請求可
④ 未支給年金
・遺族年金の条件を満たしていない→✕
→遺族年金の条件は関係せず
・同居していないので対象外→✕
→別居でも生計が同じなら対象
・死亡した人の配偶者や子ではない→✕
→子の配偶者・おい・めいなど3親等内なら可
3 請求漏れを防ぐために知っておきたいこと
① 年金は請求しないともらえない
② 届いた郵便物などは必ずチェック
③ 年金定期便などで加入履歴を確認
④ 氏名や住所の変更は企業年金連合会などに連絡
⑤ 少額でも面倒くさがらずに。一回手続すれば終身支給も
0 まだまだ年金支給まで先は長いですが、100万人以上も未支給がおられるんですね。ご家族に高齢のご両親などがおられる方はぜひ一度確認してあげてはいかがでしょうか。
by 冨田謙二税理士事務所 姫路 税理士 tomitax とみたっくす コロナに負けるな covid-19 節税 会社設立 相続 確定申告